長年愛され続けるポケモン攻略サイト『ポケモン徹底攻略』様。ポケモンプレイヤーならご存知の方も多いのではないでしょうか。
そんな老舗サイトがDDoS攻撃を連日受けているようです。そして一部の間で声に上がるのが、「企業攻略サイトの嫌がらせ」「○○(サイト名)がやっただろw」というもの。
そこで本当に企業攻略サイトがやっていそうか、メリットはあるのかを考えてみたいとおもいます。
あくまで個人の意見と過去の実経験からお話していますので、一意見としてご参考にしてください。
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そもそもDDoS攻撃ってなに?
まずDoS攻撃というものがあります。ウェブサイトや、サーバーに対して膨大なアクセスデータを送りつける攻撃です。それを複数のコンピュータで行うことをDDoS攻撃といいます。
この攻撃を受けサーバーが耐えられなくなると、サーバーがダウンして閲覧できなくなります。DDoS攻撃については以上ですが、詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください(外部サイトに移動します)。
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企業サイトがDDoS攻撃をする必要はある?
ここからが本題ですが、優秀な個人サイトに対して企業攻略サイトがDDoS攻撃をすることがあるのかという点です。
今回は名前の知れた企業攻略サイトという前提でお話します。
攻撃するメリットがない
まず企業攻略サイトの目的は、『攻略ページを通して広告収入を得ること』。
広告収入を得るには、より多くの人に記事を見てもらう必要があります。そしてPV数を伸ばす一番の方法は『検索順位で1番手を取ること』です。
「特定の個人サイトしか見ないぞ!」という方もいます。しかし多くの人は、検索して一番上にあるサイトを見ます。
順位は有益さだけでは決まらない
そして上位に表示される記事が、絶対に有益であるとは限りません。
よくよく考えてみてください。本当に有益というだけで1番手が取れるなら、企業攻略サイトばかりこんなに並びません。
当然質や情報の鮮度も大事ですが、それに加えドメインの力も順位に影響を与えます。Googleからの評価が高いサイトは順位の面で多少有利になるということです。
そして有識者を雇い、法人の力でしっかりとドメインパワーを伸ばせる企業はやはり強力です。どれだけ長く個人で運営していても、しっかりお金をかけて対策した企業に敵わないこともあります。
既に検索順位が上なのに攻撃する必要性がない
個人サイトより既に検索順位で上位に立てるのに、わざわざリスクを犯して相手を潰すことにメリットはありません。
むしろデメリットの方が大きいです。一度問題を起こすと、他タイトルに影響がでる他、企業のイメージが悪くなります。
他サイトを蹴落としても収益はない
内容のある記事を出せば上位が取れるのなら、他人を落とすより自サイトで記事を出した方がメリット大きいです。
同じ検索ワードで自社の記事が上位に出れば収益にも繋がる上、有益な記事を出せればサイトの評価アップにも貢献できるでしょう。
個人的な考え方だと、仕事なので「有益な記事を出してこういった成果出したよ~」ってアピール出来る方が昇格(昇給)に有利です。
正直忙しくて嫌がらせしている暇はない
ゲーム発売直後は休憩や寝る間を極限まで減らして仕事している人が多いです。
記事を出す人、クエリ(Google検索で調べられている言葉)を調査して書く記事を決める人、ひたすらゲーム内の図鑑情報を埋める人、全員忙しいです。
ゲームの規模にもよりますが、1~2週間程度はブラック企業と化します。そんな中でDDoS攻撃にまで手を出している暇はありません。
他のチームの人間も時間があればお手伝い
「他チームの暇な人がやればいいじゃん」と言われれば確かにその通りです。ですが経験上、その人達が暇なら間違いなく記事出しの手伝いに駆り出されます。
記事は質だけでなくスピード・鮮度も大事。相手を下げるより自社のクオリティを上げることに使います。
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まとめ
- 個人サイトを攻撃するメリットがない
- 発売直後は激務!忙しくて攻撃をしている暇がない
- 他サイト蹴落とすより自サイトの繁栄させた方が収益に繋がる
- 上記の理由から企業攻略サイトがDDoS攻撃を
している可能性は限りなく低いと思われる
結論としては、企業攻略サイトがDDoS攻撃を行う可能性は、限りなく低いと考えています。
個人サイトが順位を取っている状態であれば、その検索ワードで記事を作り、ドメインパワーで相手を押しつぶすことを選びます。そうすることでサイト全体のPV数が伸び、収益増加に繋がります。
「そんなメリット・デメリットだけで会社が動かないでしょ!」って思う方もいるかもしれません。むしろ企業であれば何においてもリスクやリターンを考えた上で行動するのではないでしょうか。
仮にどこかの企業攻略サイトがやっていた場合、他のサイトへの風評被害が凄そうです。
批判も行き過ぎたら名誉毀損や侮辱罪になってしまいますので、度が過ぎないように注意しましょう!